ソーラー発電をしたら、いつ頃、元は取れるかなぁ・・・?!2016年11月に太陽光発電(屋根のソーラーパネル)を設置してからの発電量(売電)実測レポートです。
毎日ギラギラ照っている太陽の光。この太陽の光で自分の家で発電できれば・・・おおよそ30年前の学生時代、1990年代前半に電気工学を学びながら、単結晶シリコンのソーラーモジュールで実験をして夢を見ていました。
当時は高額で畳1枚程度の大きさのソーラーパネルだけで百万円以上という時代。ソーラー発電で作った電気なんて、全然高すぎで割に合わない時代でした。
電力会社のスタンスも、売電なんてもってのほか、位相がぴったり合っていても当時のインバーターが作った「ギザギザになった正弦波モドキ」の質の悪い電気が送電線に逆流してくるなんてありえない、という時代です。電力会社に見学に行っても、エコをPRするため、六甲アイランドの空き地にソーラーパネルを並べて実験をしていたという時代でした。
そんな頃を思えば、いまなんて信じられない時代です。
価格も下がり、230Wも発電するパネル1枚がまさかの2万円・・・。きれいな正弦波で売電ができるパワーコンディショナーが10万円程度。30年前からは想像もつかない時代になりました。
(1)2016年、ソーラーパネルを設置したぞー!! ※このページ
(2)どこに頼むのが本当に良いか・・・業者を選ぶ時に悩んだこと・ノウハウ
(3)結果発表!!長期に渡る売電・買電・自家消費の結果は?!
夢の太陽光発電、ソーラーパネルを2016年11月にとうとう設置しました。1枚230Wのソーラーパネルを22枚くっつけて、最大5kWの発電量です。
ソーラーパネルは単結晶タイプで、発電の変換効率は19.6%。すごい・・・20%近くもある・・・
少し前はキラキラと輝くパネルが未来を感じさせるような「アモルファスシリコンタイプ」も流行していましたが、発電効率には単結晶タイプには及ばず・・・。最近はすっかり見かけなくなりました。
メーカーはカナディアンソーラーで、パネルはCS6A−230MSという結構コンパクトなタイプです。
ちなみに、コンディショナーは5.5kWまで対応していました。
業者は、複数の見積を比較して決定しました。詳しくはこちらのページに記載しておきます。
費用は設置工事などすべて含んで120万円(税込)で収まりました。
屋根は南向きの5寸傾斜(傾斜26.6度)、太陽は遮るものはなく当たる状況です。無駄なく設置できるパネルを選定してもらい、それほど広くない屋根にも関わらず、5kWのモジュールを載せることができました。
(参考) 設置条件 ・設置場所: 奈良県 ほぼ南向き 遮断物無し ・パネル 1324mm×984mm(CS6A-230MSB, 230W) ×22枚 (28.7平方メートル) ・屋根:平屋根(洋風瓦) 屋根角度:5.0寸 ・回路:2回路(11枚:2.530Kw×2) |
設置のいろいろについては、下の方に記載するとして、まずは発電量について記載します。
5kWのモジュールでも実際はそれほど発電するはずはないでしょ、と思いつつ、発電量の瞬時値を図ってみました。
晴れた日で太陽光が全面に当たった場合で5.5kWの瞬間発電量を確認。モジュールの容量よりも発電するんですね・・・
コンディショナーのパネルにはもう少し大きい値が表示されることもあります。
カラー表示ユニットで確認できます。
2016/11/10から2016/12/31までの間のランキング(秋〜冬)
秋〜冬の一日の発電量は多くても35kWh程度でした。
2017/1/1から2017/3/18までの間のランキング(冬〜春)です。
瞬間発電量では5.5kWの発電をしています。
1時間単位でみた場合は最大4.8kWhでした。意外なのが2月でも3月でも4月でも概ね最大は4.8kWh。2月ってあまり発電しないイメージがあっただけに意外 。
でも、天気によってはほとんど発電しない日も。平均すると一日15kWh程度です。
2月の終わりになって30kWhを超える日もでてきます。
4月を過ぎると発電量は増えてきて、35kWhを超える日もあります。
(2017/1/1から2017/6/4までの間のランキングです)
4月28日はこれまでで一番多い発電をしており、一日で35.6kWhの発電をしていました。時間当たりでみた場合、ピーク時はお昼前で約5kWh発電をしていました。
いいお天気の日は、発電量がきれいな弓なりになっています。
お天気が悪い日はこんな感じでガクガク。これを見るだけでどんなお天気だったかもすぐにわかります。
※2019年現在も、だいたい同じような傾向で、3〜5月が発電量のピークになります。気温が高くなると、発電効率が低下する傾向がみられます。
設置したのは以下のソーラーパネル。小さい割に高出力で、パネル一枚が小さいので、ちょうど屋根を効率的に使える大きさでした。
1枚(ユニット)あたりのサイズが小さめです。
型式番号: CS6A−230MS 発電出力: 5.000kW ※申請内容より |
ちなみに、「単結晶シリコン」型のソーラーパネルは20%近い発電効率があり、昔から効率の良い方式と言われていますが、一方、一般的に「高い」とも言われています。
今回搭載したパネルの変換効率19.6%ということです。
既に前述ではありますが、予算にも限りがあるので、総額税込120万円以内をターゲットにして交渉しました。
結果 1,109,600円+消費税 88,768円 = 1,198,368円
内訳は、
・パネル1枚(230W)で単価19,500円×22枚 ・パワーコンディショナ 5.5kW対応で119,000円 ・接続箱 8,300円 ・カラー表示ユニット 49,000円 ・延長ケーブル(20m) 7,800円 ・洋風瓦屋根用専用金具セット 155,000円 ・標準工事 399,500円 ・経産省・関電申請諸費用 32,000円 ・値引き -90,000円 |
とのことでした。
ちなみに230Wのパネル1枚で2万円! 安すぎる!!
昔(20年前)は単結晶だと1枚20〜50万円だったんだよなぁ・・・(しみじみ)
コンディショナーやカラー表示ユニットは国内メーカ製(なんとSANYO・・・もう存在しないですね・・・)。
デザインもシンプル。カラー表示ユニットは小型タブレットのような大きさでワイヤレス接続です。
「標準工事」は、値引き後で30万円になっていた。作業する人件費が発生するので、工事費で30万円は妥当なラインかなぁ。これを下回るような金額での工事だと、逆に若干心配かも。
明細に内訳がきちんと記載されていることも大事。(ケーブルなどはm当たりの金額などもきちんと記載している方が良いかも)
その他で丸められている場合は気を付けた方が良いかも・・・です。
単価に違和感が無いこと(やたら安い、やたら高い)も大切と思います。特に「やたら安い」ということもチェック要素です。
(1)2016年、ソーラーパネルを設置したぞー!! ※このページ
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