【Win7ネット遅い】インターネット接続が異常に重い時の対処方法まとめ(共有フォルダアクセスが遅い・Windows7 64bit版 TCP/IP問題)
■発生事象
Windows7でインターネット接続やネットワーク共有フォルダに接続してみると・・・遅い?!・・・遅い!!!WindowsXPのころと比べて、アクセスが遅い!!
気のせいかと思っていたが、どうやらWindows7以降、標準ネットワーク設定が変更され、せっかく新たに実装された機能(SNP)によって、逆に悪い影響がでているとのこと。
64bit版のOSで特にその現象が多く発生しているとのこと。
これは、TCPドライバの機能の一部をハードウェアに切り出す機能であるが、これはNICとの相性依存することが大きく、相性が悪いとパケットを多く取りこぼし、スループットがでなくなるとのこと。本末転倒です。しかも、相性が悪いNICが大量にあるとのことで、多くのWindows7マシンで問題が発生しているとのこと。OFFにしてもなんら問題はないので、ONになっていればすかさずOFFにしましょう。
■修復方法
コマンドプロンプトから、「SNP」の機能をOFFにすることで、対処できます。
これは、コマンドプロンプトを「右クリック」を押して、管理者として実行 を選んで実行します。
管理者権限で無い場合は、管理者権限で実行します。
すると、コマンドプロンプトがでます。
まずは状態を確認します。
netsh int tcp show global
Microsoft Windows [Version 6.1.7601] Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Users\xxx>netsh int tcp show global アクティブ状態を照会しています... TCP グローバル パラメーター ---------------------------------------------- Receive-Side Scaling 状態 : enabled Chimney オフロード状態 : automatic NetDMA 状態 : enabled Direct Cache Acess (DCA) : disabled 受信ウィンドウ自動チューニング レベル : normal アドオン輻輳制御プロバイダー : none ECN 機能 : disabled RFC 1323 タイムスタンプ : disabled ** 上の autotuninglevel 設定は、少なくとも 1 つのプロファイルのローカル/ポリシー 構成を上書きするウィンドウ スケーリング ヒューリスティックの結果です。 |
以下の3つの状態が、
Receive-Side Scaling 状態 : enabled
Chimney オフロード状態 : automatic
NetDMA 状態 : enabled
になっているならば、それらをdisabledにします。
ちなみに「Receive-Side Scaling」 機能は、TCP/IPのWindowSize(一度にまとまって送受信できるデータの量)を自動調整することで、データの送受信時の応答待ちの回数を減らすことができ、フレッツ光のように高速で信頼性の高いネットワークを使っている時に、よりスループットが上がる効果があります。
なので、特に問題がない場合、この設定をOFFにすることで、高速な回線を使っている場合、若干、最大スループットが低下する可能性もあります。
<変更手順>
まず。
netsh int tcp set global rss=disabled
をコピー&ペーストして実行します。
OKと出れば良いです。
次に、
netsh int tcp set global chimney=disabled
をコピー&ペーストして実行します。
OKと出れば良いです。
次に、
netsh int tcp set global netdma=disabled
をコピー&ペーストして実行します。
OKと出れば良いです。
こんな感じでコマンドを実行すれば、OKです。
<確認>
netsh int tcp show global
Microsoft Windows [Version 6.1.7601] Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Users\xxx>netsh int tcp show global アクティブ状態を照会しています... TCP グローバル パラメーター ---------------------------------------------- Receive-Side Scaling 状態 : disabled Chimney オフロード状態 : disabled NetDMA 状態 : disabled Direct Cache Acess (DCA) : disabled 受信ウィンドウ自動チューニング レベル : normal アドオン輻輳制御プロバイダー : none ECN 機能 : disabled RFC 1323 タイムスタンプ : disabled ** 上の autotuninglevel 設定は、少なくとも 1 つのプロファイルのローカル/ポリシー 構成を上書きするウィンドウ スケーリング ヒューリスティックの結果です。 |
上の3つがdisabledになっていることを確認します。
なお、クライアント側での実施でうまくならない場合は、ファイルサーバ側(共有フォルダのパソコン)にも、同じように実施します。
以上
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