生駒山上遊園地大改造計画

イケテイル遊園地を、さらにバージョンアップ


現在、大幅リニューアルされ、ここで紹介している絶叫系遊具の多くは無くなり、いまでは小さな子供連れでも楽しめる遊園地に大変身しておりました。(ちょっと寂しいですね・・・・) (2009年5月)


現状(と、言っても2003年現在)

皆様は「生駒山上遊園地」という遊園地をご存知であろうか?生駒山という、大阪府と奈良県の府県境にある、標高640m程度の山の頂上にある遊園地である。

 生駒山上遊園地こと「スカイランド生駒」である

この遊園地は、標高640mの山にあるため、「スカイランド生駒」という名前のとおり、夜は眼下に大阪府が星の川のように見える。デートスポットでもある。毎年、夏になれば、大阪の人は涼みに夕方からこの遊園地に出かける人も多い。ここから見える景色は感動ものである。

筆者は、幼い頃から、夏になれば遊園地で夕涼み、秋になれば遊園地まで紅葉登山、冬は遊園地でのスケート&初日の出登山、そして、春は枚岡公園で花見をして遊園地まで登山、といった具合に、慣れ親しんできたのである。

しかし、ここはいわば、普通の遊園地。少子化やUSJの影響を受け、ディズニーランドのように人であふれ返るという光景には出会えないのである。

昔から慣れ親しんでいる遊園地が閑散としている様子を見ると、非常に悲しいものである。

まず、現在の生駒山上遊園地を軽くご紹介しよう。


1.「ケーブルカー」による遊園地へのアクセス

遊園地は山頂にあるため、なんと、ケーブルカーに乗って遊園地にいくのである。

ケーブルカーは2種類あり、途中で乗り換えて遊園地に向かうのである。

しかも、ケーブルカーなのに複線。登りと下りが交差するところではそれぞれが行き違いのため2本になるので、合計4本の線路となる。

かなり不思議な光景。しかも、そんなところになぜか踏み切りがあったりする。なぜに・・・。

 

どうやら、このケーブルカー、日本最古のケーブルカーらしい。

お姿拝見。

 

 日本最古のケーブルカー

・・・「猫」らしい。リニューアルされたので最古っぽさは無いが、最古。

ケーブルカーは2台1組なので、もう一台が存在する。

・・・「犬」。

 

乗り換えるとそこには新たなキャラクタのケーブルカーが!

 

・・・「ピアノ」。

ピアノは乗り物か?

まあ、犬、猫も乗り物で無いといえば、そうだが、ピアノはもっと乗り物から遠い気がする。

それは概念ベースでの話か。とにかく、難しいことは考えず、ピアノに乗るのだ。

 

ピアノの相方・・・・は・・・

 ピアノの相方

 

・・・「ケーキ」

らしい。

 ケーキの中に入ってはしゃぐお子様たち

ケーキとピアノは対ではないやろ・・・そんなことを思いながら、山頂に向かうのである。

 


2.☆ゲート

そうこうしている間に、遊園地に到着するのである。

山頂駅の前が遊園地の入り口である。

 星がまばゆいゲート

なぜ星なのか?

・・・それは、昔、ここは宇宙をテーマにした遊園地だったからである。

・・・今は違う。気にしない。

 


3.超絶叫、回転ブランコ

山頂に行けば、大人向けから子供向けまでさまざまな遊具がある。

これは、私が生まれる遥か昔からあるらしいある回転ブランコ。

一見、お子様向けの回転ブランコである。

 ほのぼの系遊具の代名詞である

見てのとおり、この椅子が回転する。ほのぼの系の遊具である。

 

回転すると、遠心力が働く。

遠心力で椅子が上がっていく。ぶんぶんと回転する。

椅子は、遠心力だけで水平近くまで上がっていく。

 

 

もし、靴が脱げると、山頂から大阪平野まで靴が飛んでいく・・・。

・・・もはや絶叫系。

・・・とにかく、乗ってみるといい。

 

さらに、よく写真をご覧いただきたい。

 この椅子が遠心力で水平近くまであがるのである。

・・・この椅子。なんだか、駅にありそうなプラスチックのベンチ。

こんなプラベンチが、水平近くまでブンブン高速回転するのである。

 

遊具には安全ベルトが必須。

どれどれ・・・

 

ゴムホース(黄色のところ)。

ゴムホースが安全ベルト。

つべこべ言わずに、ゴムホースをプラベンチにひっかけて、体が飛んでいかないようにしましょう。

あと、椅子によってはクルクル回転するので要注意。

大人になると恐怖心が倍増する遊具である。


4.家

家。

 

・・・人が、家の「口」に入る。

・・・「口」が閉まり閉じ込められる。

・・・人を閉じ込めた家の目が、不気味にくるくると回る。

・・・口のランプもぐるぐるぐるぐると回る。。。

・・・まるで、人間を飲み込んで、処理しているかのよう。

・・・5分後。

・・・「口」が開くと、扉からは、足元がふらふらして、目が逝ってしまった人が。

・・・処理されてしまった人。

 

この概観と光景だけでトラウマになる。

おためしあれ。


5.フライングカーペット

フライングカーペットは思い出の遊具である。

水平のベンチが、水平のまま回転するという、インド風の遊具である。

 右奥がフライングカーペット

小学生のころ、父と一緒に、フライングカーペットにのった。

・・・スタート

・・・フライングカーペットがゆっくりブランコのようにゆれていく。

徐々にゆれが大きくなっていく。そして、真上に行き、回転!!

と、回転の方向が変わる瞬間、

 

ガツン!!!

 

おもいっきり、手すりに鼻をぶつけてしまったのである。

 

そこで鼻血、大出血。

回転、上下左右、いたるところに鼻血大散乱。

・・・3分後、フライングカーペット終了

・・・遊具を楽しんだ人たちにまみれて、血まみれの親子の姿が。

 

客観的に見ると、さぞ恐ろしかったであろう。

しかも、この手前の遊具は、かなりきわどい。

人がブンブン回転する遠心力で張り付いて、その張り付く力だけで、上下回転しても落ちない。

ぱっと見、生身の体が縦に回転している。


6.まっさかさま系

生駒は意外と絶叫系が多い。

 生駒最強遊具

ロケット打ち上げのような方向で垂直に登っていき、頭から落ちていくのである。

 くるくる回って崖の下へ

しかも山の上600mの高さ。結構恐怖。

 眼下には大阪の夜景

バックで回転するので、夜景を楽しむ余裕が無い。これはお勧め。


その他に普通の遊具も・・・

 レガシーな遊具も

という、すばらしい企画が目白押しなのである!!!

しかし、

ケーブルカーでもご察しのとおり、

生駒山上遊園地は、テーマが定まっていないのである!!

これは問題である。 

そこで、客がバクバク入るテーマを決めた。